日本に1500以上ある酒蔵。そのうち、東京の人が知っているのは5蔵ほどだといわれている。多くの日本酒は全国のみなさんに名前を知られることなく、廃れてしまうのが現状だ。

「ブランディングができる酒蔵は大手だけ。この状況が続くと地方にある小さな蔵は淘汰されてしまう」 

そんな危機感を抱き、日本酒の新規ユーザー獲得に挑んだプロジェクトが日本酒定期便「SAKEPOST」だ。新潟の日本酒を中心に毎月3種類のお酒がポストに届く日本酒のサブスクで、飲んでからQRコードを読み込み、銘柄と酒蔵を知るシステムになっている。

「どこかの蔵だけが儲かるのではなく、どの蔵のお酒も飲んでもらえる仕組みを」。そんな考え方のもと生まれたSAKEPOST。開発にかけた想いを株式会社FARM8代表取締役社長・樺沢敦に聞いた。

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