少しずつ暖かくなってきましたが、やっぱり夜は冷え込むことが多いこの季節。まだまだ熱燗やぬる燗が美味しい季節になりそうですね。
ですが、熱燗・ぬる燗って、どれ位温めたらいいの?といまいちよく分からない人も少なくないのではないでしょうか。
そこで今回は、熱燗・ぬる燗の美味しい温度とその作り方をご紹介。ぜひみなさんもこの記事を参考に自分で燗酒を作ってみてくださいね!
目次
温度によって呼び名が変わる、日本酒
温度によって呼び名が変わる日本酒。熱燗やぬる燗、冷酒は有名ですが、実はそれ以外にもたくさん呼び名があるんです。
名前 | 温度 |
日向燗(ひなたかん) | 30〜35度 |
人肌燗(ひとはだかん) | 35〜40度 |
ぬる燗 | 40〜45度 |
上燗(じょうかん) | 45〜50度 |
熱燗(あつかん) | 50〜55度 |
飛びきり燗 | 55度以上 |
美味しい熱燗・ぬる燗の作り方
では、これらの燗酒はどのように作れば良いのでしょうか?その方法だけでもいろいろとあるのですが、一番美味しくできるのは、熱湯で湯煎をする方法。湯煎をすると、日本酒の風味を残したまま、柔らかい味わいになるんですよ!
【熱湯で湯煎をする方法】
まずは鍋でお湯を沸かしましょう。お湯が沸いたらすぐに火を止めて、日本酒を入れた徳利を鍋の中へ。熱燗は約3分、ぬる燗は約2分半ほどで温まるので、引き上げてください。
一般的には調理用の温度計を使って温度を測るのですが、持っていない方は徳利の底を触ってみてください。徳利の底を触って、ちょっと熱いなと感じたら、45〜50度。上燗くらいの温度になっているはずですよ。
【電子レンジでお燗を作る方法】
もっと手軽に燗酒を楽しみたい方は、電子レンジでお燗を作る方法もあります。徳利ひとつで、ぬる燗なら約50秒、熱燗なら約60秒程度(電子レンジ500Wの場合)。簡単に日本酒を温めることができるんです。
しかし、電子レンジだと構造上、温度のムラができてしまいます。そのため、電子レンジから出したら、マドラーで日本酒をひとかきしてみてください。温度のムラがない燗酒を楽しむことができますよ。
熱燗・ぬる燗にオススメの日本酒
燗酒に向いている日本酒は、純米酒や本醸造酒。
米と米麹だけを原材料にしている純米酒は、温めることで香りが華やかに、まろやかな口当たりとなります。辛口が特徴の本醸造酒は、熱燗がおすすめ。温めることで、キレが増し、すっきりとした味わいになっていきますよ。
常温で飲んだときと味わいが変わるのも、日本酒の面白いところ。温度の違いで変わる味わいをぜひ自分で感じてみてくださいね。
簡単にぬる燗を作れる、SAKEPOST
熱湯や電子レンジで日本酒を温める方法をお伝えしましたが、実はもっと簡単にマグカップでぬる燗を作れる方法があるんです。
それが、100ml×3種の日本酒が毎月届く「SAKEPOST」を使った温め方。マグカップに熱湯を入れて、すぐにSAKEPOSTを入れて1分くらい待ってみてください。触ってみて温かさを感じたら、器に移してOK。簡単なぬる燗になっているはずです。
毎月3種、年間で36種類の日本酒と出合える、「SAKEPOST」。気になる方は、こちらのURLから詳細をチェックしてみてくださいね。