みなさんは、生酒という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
「生酒ってよく聞くけど、よく分からない」
「いつ店頭に並ぶものなの?」
と、名前は聞いたことがあっても、生酒について詳しく知らない人も多いのではないでしょうか?
今回ご紹介するのは、この生酒の特徴や楽しみ方について。
「知っていたら、通!」とも言えそうな生酒について詳しくお伝えします!
目次
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- 日本酒初心者にぴったり!? 爽やかな飲み口の生酒とは?
- 「火入れ」をしない、生酒の製造方法
- 同じ「生」がついている、生詰酒や生貯蔵酒との違いは?
- 生酒の旬っていつ?
- 生酒の美味しく飲める期間は?保存方法も含めて
- 夏ならではの生酒の楽しみ方
- 爽やかな味わいの生酒を楽しんで
- 日本酒初心者にオススメ!味の違いを楽しめる「SAKEPOST」
日本酒初心者にぴったり!? 爽やかな飲み口の生酒とは?
生酒とは、一般的に流通している日本酒とは異なり、「火入れ」をしないお酒のこと。「火入れ」とは日本酒の劣化を防ぐために行う工程で、「火入れ」をすることで酒蔵から遠い店舗でも日本酒を販売することができるのです。
一方で、生酒は新鮮なうちしか美味しく飲めないお酒で、遠い地域までの配送には向きません。爽やかな飲み口と柔らかな口当たりが特徴。飲み口が軽いので、日本酒初心者にもオススメです。
「火入れ」をしない、生酒の製造方法
生酒は日本酒を搾り、滓引き(おりびき)といわれる滓を沈殿させた後、一般的に火入れをする段階をなくし、貯蔵しもう一度滓引きさせた後の火入れもカット。そのまま出荷へと運ばれるのが、生酒です。
ちなみに、火入れも加水調整もしない日本酒を「生原酒」と呼びます。日本酒は搾ったばかりの状態だとアルコール度数が17〜20度となり、少し高めなので瓶詰め前に水を加えるのが一般的。ですが、原酒は加水調整をせずにそのまま出荷するのです。この原酒のうち、火入れをしないお酒を「生原酒」、濾過もしないお酒を「無濾過生原酒」と呼ぶのです。
同じ「生」がついている、生詰酒や生貯蔵酒との違いは?
「生」の漢字がつく日本酒に生詰酒、生貯蔵酒という言葉を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか?しかし、この2つは生酒とは製造方法が異なります。
生詰酒
別名「ひやおろし」とも呼ばれる生詰酒は、貯蔵前に一度火入れをして、発酵が進みすぎないように貯蔵しているお酒のこと。瓶詰め後の熟成が緩やかなことが特徴です。
生貯蔵酒
生貯蔵酒とは、瓶詰め前に1回だけ火入れをするお酒。春には火入れをせず、じっくりと貯蔵させたあとに火入れをするので、熟成を楽しめるのが特徴です。
生酒の旬っていつ?
生酒が出回る時期は、日本酒を絞る冬から春にかけてと、低温で熟成させてから出荷する夏の2回。毎年日本酒の仕込みが始まり、生酒が出てくると「今年もこの季節がはじまった」と嬉しくなってしまいますよね。
冬に出荷される生酒は、搾りたてのフレッシュさが特徴。季節が進むごとに少しずつ味わいが変化していきます。そして、夏になると、さらに味わいが変化。この味わいの違いを楽しむのも、通の楽しみ方です。
生酒の美味しく飲める期間は?保存方法も含めて
一般的な日本酒は未開封の場合、美味しく飲める期間は製造年月から約半年から1年ほどといわれていますが、生酒は火入れをしていないため、製造年月から約半年ほど。生酒ならではのフレッシュさを楽しみたい場合は、2ヶ月以内に飲むようにしてください。
また、生酒は10度以下の冷蔵保存で保管することが大切。酵母や微生物が生きているため、味がどんどん劣化してしまうそうです。冷蔵保存で劣化のスピードを遅らせられるとはいえ、封を開けると味が落ちていくのが日本酒。開封後はできるだけ早く飲み切るようにしてくださいね。
夏ならではの生酒の楽しみ方
爽やかでさっぱりとした味わいの生酒。フレッシュな風味を楽しむために冷蔵庫でよく冷やして飲むのがオススメです。また、夏にはグラスに氷をいれて、ロックで楽しんでみても。キリッとした味わいを残しながら、氷が溶けていくごとにまろやかな味わいへと変化していきます。
爽やかな味わいの生酒を楽しんで
今回は生酒の特徴や楽しみ方についてご紹介しました。生酒は火入れを行っていない分、フレッシュで爽やかな味わいが特徴。時期によって味わいが変化していくことも楽しみのひとつです。
冷酒にしたり、ロックで楽しんだりとさまざまな味わい方がある生酒。ぜひ奥深い味わいを楽しんでみてください。
日本酒初心者にオススメ!味の違いを楽しめる「SAKEPOST」
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